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今月の特集

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新卒者の採用内定取り消し

10月1日は経団連の「採用選考に関する指針」による
新卒採用の
内定通知解禁日ですね。
経団連の会員でない企業様でも内定式を行うところは
多いのでは
ないでしょうか。

経団連の会員でなければ、10月1日という日付はあまり
意味はなく、
そもそも法律ではないので拘束力がないため、
それより前に
出されることがあり、またそのような企業様も
多く見かけます。

折角内定を出しても、諸事情により取り消しをせざるを
得ないことが
あります。
9月はそんな時の注意点についてお話します。

内定とは?

内定は学生に採用内定通知書を出した段階で、正式な
労働契約の成立
となり、企業は在職中の社員と同様の対応を

しなければなりません。
したがって、取り消しをするということは解雇と同様、
やむを得ない正当な理由を
もってなされることになります。

ただし、新卒者の内定は『始期付解約権留保付労働契約』と
いう
特殊な呼び方をされています。
「始期付」というのは、実際に就労するのは一般的に
卒業後の4月が
始期であることを指し、「解約権留保付」と
いうのは、通常の労働契約に
加えて学校を卒業できなかった
場合などに内定を取り消す条件であるため、
内定を取り消す
権利(労働契約の「解約権」)を一時的に留保している
いうことを指す、一定の条件のもとに結ばれる契約なのです。

内定を取り消しの具体例

それでは企業が内定をやむを得ず取り消す、というのは
具体的に
どのようなケースが考えられるでしょうか?

基本的には、採用内定時には予測し得ない事情が生じた
ことにより、
これを取り消すことが客観的にみて合理的と
認められ、
社会通念上是認できる場合に限られる、簡単に
言うと、
内定を出したときに知っていたら採用することが
なかったような事態が
起きてしまい、取り消しをしないと
企業の存続が危ぶまれたり、
内定者の事情により契約を
続けることで企業がダメージを被ると
常識的に考えて
認められる場合に限られるということになります。

 

 

 

 

 

 

会う機会の回数を重ねて、この学生はちょっと当初の印象と
違う、
といったことでは取り消しはできません。

いくつか例を挙げてみます。
①内定者が、内定後に病気や怪我をしたことによって
正常な勤務が
できなくなった場合

②内定後の調査により、内定者が申告していた経歴や
学歴の重要部分に
虚偽があったことが判明した場合

③内定者が、大学を卒業できなかった場合

いずれにしても、内定時にかわす書面に上記に相当する内容が
記載されていることが必要です。

ただし、上記のケースに該当する場合でも、必ず内定取消しが
認められるとは限らず、あくまで個別のケースの具体的な
事実に即して
判断されることにご注意ください。

仮に認められたとしても、精神的苦痛を与えられたということで、
損害賠償請求を求められることもございます。

 

内定取り消しの手順

また、内定取り消しを行う場合は、まずは内定者へその通知
及び
誠意ある対応を行うことが必要です。
また、所轄のハローワーク(公共職業安定所)の所長または
学校長等へ通知も必要となり、行政の指導なども行われます。

要件に該当すれば、行政から企業名を公表されることも
ありますので、人材不足の折、
軽々しく内定は出さないように
したいものです。

内々定との違い

似たような表現に、内々定というものもあります。
これは一般的に
非公式なものとなりますが、実態に
よっては内定として判断される
場合があります。
仮に内定ではないと判断されても、信義則に反するなどの
理由から
損害賠償を請求されることがあります。

このように、内定取り消しは最後の手段であって、
内定だからといって
軽い扱いはできないことがお分かりに
なったと思います。

また、新卒採用以外の内定についても一部の条件を除き、
同様の
扱いとなりますのでご注意ください。

自社のケースについてどうしてよいかわからない企業様、
今後内定を出すにあたってご不明点がある企業様など
いらっしゃいましたら、当オフィスでもご相談を承って
おりますので、お気軽にご相談ください。

 

当オフィスは企業様、従業員の“続ける”を応援いたします!

 

 

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